ポジティブな死にたい病。
ちょっとおかしなタイトル。
でもきっと心当たりがある人も多いはず。
さて、初めて過呼吸になったあと、
若干はボスとの関係は修復されましたが、人間そう簡単に性格や性質は変わるものでは有りません。
パワハラ・モラハラはやはりその人の性格に大きく依存しますね。
その他に会社で大きな問題なのは、過労。
私は一日平均17時間労働。
すなわち、一日平均10時間残業でした。
休日もまちまちで1ヶ月平均4〜5日とれれば良い方だったかな。
ですので1ヶ月の平均残業時間は240〜250時間くらい。
残業100時間で自殺迄追い込まれてしまう方がいるのです。
そんなニュースが取りざたされている中、私はいつになったら実行に移すんだろうなぁと漠然と考えていました。
交通事故で幼い命が奪われたと聞けば、どうして私じゃないんだろうと嘆き、通り魔事件で罪無き方の命が奪われたと聞けば、同じくどうして私をさしてくれないんだろうと嘆く日々。
さて死ぬにはどうしたら良いか。
死ぬためにどうしてもクリアしなければならない事は、両親には自殺だという事を悟られてはならない、ということ。
そしてなるべく即死いたしたい、ということ。
毎日その方法を考えていました。
この頃には、洗脳というとちょっと言葉がすぎるかもしれませんが、それに近い状態だったんだと思います。
ボスに、会社に貢献できない人間は存在価値がない。
ボスが黒と言えば黒、白と言えば白。
右を向けと言われれば右を向くし、その逆も然り。
何でそうなるかと言うと、ボスは本能的にわかっているのです。
人間をコントロールできる言葉を。
「俺の仕事の邪魔するな」
「おめーをはさむと事態がスムーズに進まない」
「俺一人で仕事した方がまったくマシだ」
「これが最後のチャンスだと思え」
「こんな事も出来ないのか」
「日本語わかりますか?理解できてる?」
「なんで俺がおめーのケツふかなきゃなんねーんだよ」
「いない方がまし」
「お前は伝書鳩か」
「こんなこと、おれの幼稚園の娘でも出来るわ」
「おれの幼稚園の娘の方がまだましだ」
などなど。
7年間も有るのだからもっともっと鮮烈な言葉を浴びせられましたが、記憶に有りません。
20名ほどの幹部会議のときに、ボスのテーブルが臭い、と呼び出されたことがあります。
彼らを前に、静寂の中、そのテーブルに顔を押し付けられそうなくらいの位置でそのテーブルの臭いを嗅がされました。
「くせーだろ?あ?どーなのよ?」
「はい」
「今すぐ拭き直せ!ったく信じらんねーよな?こんな臭いも感じねーのか?あ?だから雑な女は嫌いなんだよ!おめーは雑なんだよ!ざ!つ!」
恐怖の中でだれもピクリともせず。
そのテーブルを拭いたのは私ではなく、他のスタッフでした。
こんな日々の繰り返し。
自尊心なんてボロ雑巾のようになりました。
こんな価値のない自分など生きている意味が無い。
生きている意味が無いんだ。
この先何も無い。
両親が死んだら、すぐに私も死にたい。
そうしたら誰もが幸せになる。
死の先には、幸せが待ってるんだ。
今も、そう思っています。
間違いだって事はわかってるけど、そう思ってしまう自分を消す事はできていません。