私信
最近いろんなことを考えていました。
自分のこと、退職した会社のこと、休養中の同僚のこと、後任の秘書のこと、社長のこと。
どれも考えはまとまっていないけど、こんがらがっていた糸がどんどんほぐれていく、そんな感じです。
ドクターにまで、「ドクターよりも過酷な労働環境」と言われた会社。
そんな会社が、こんな違法な労働環境を作り出している。
でも誰も訴えることができない。
社長や専務の恐ろしさを知っているから。
そして、退職後は二度と振り返りたくもない、と思ってしまえる会社だから。
でもこんなことでいいのだろうか、とも思ってしまいます。
法律って誰のためにあるんだろう。
社長は怒号で、専務は拳でいろいろな物を制圧してきましたね。
でも冷静になれないのは社長かな。
大分県で起こった、一家の父親が放火した事件。
それを見て、社長に似てるな、と直感的に思ってしまいました。
小さなことで激昂し、その瞬間、ご自身が大正義になってしまう。
感情の赴くままに人を傷つけ、気が付いたら大切な人がいなくなっていた。
物事の良し悪しはわかっている繊細な人なのに。
自分の感情が、自分で制御できくなってしまう。
みんな恐怖と過労の中で働いている。
恐怖に支配され、助けを求めることもできない。
そして、ひとり、またひとり、人生を壊していく。
人の人生を豊かにする仕事なのに、近くにいる人たちの人生は平気で壊す。
ひとり、またひとり、と。
人生を壊される人は、みんな社長のことを信じているからギリギリまで戦っているのに。
壊れたら「いない方が良かったんだ」と自己肯定。
残念だな。
どうしてそんなに急ぐんだろう。
新規事業を立ち上げたら、それで救われる人はたくさんいるかもしれない。
でもその陰で、人生の崖っぷちに立たされて、生きている意味さえ見出せなくなるほど追い込まれている人間もいる。
それでいいんですか?
その人が弱いからですか?
家族にそんな働かせ方しますか?
違法な雇用契約のもと、家族を働かせることができますか?
かわいい子供が私たちと同じ状況にいても、「弱いからだ」と言えますか?
「不誠実だからだ」と言えますか?
まだまだ心の闇は深いんです。
忘れられない。
「からだを壊す」って、そんな簡単なことじゃない。
私は、これからも生きていかなきゃならない。
立ち止まっている暇はないのに。
これからも生きて行くこの足に、見事に足かせをかましてくれました。
感謝もしているけど、恨んでもいます。
私をこんな体にしても、何一つその後改善されていないことが残念でたまらないです。
人間の体も心も、壊れるんだってこと、わかったはずなのに。
経営者と労働者は違う。
寝ないで働かなければならないのは、経営者だ。
履き違えないでほしいです。
世の中の常識に触れる機会が多くなるにつれて、恨みも増大していきます。
忘れたいのに忘れられない。
人の人生を壊すという意味を理解できていないから。
早く理解して、みんなを助けてほしい。
いまは旨味があるから表面上は丁重に扱われているけど、
笑われてますよ、いろんなところで。
早く、会社を正気に戻してほしい。
もうこんなことしている段階じゃないです。