自分を見失うということ
復職してからというもの、心が薄張りのグラスのようになっている。
ちょっとした心無い言葉や、不誠実や、醜悪な態度など、これまではスルーできていたと思うのですが(徐々にこころが消耗していったのかもしれないけど)、
それらを目の当たりにしたり、ぶつけられたりすると、一瞬にして、その薄張りのグラスが、バリーン!!!!とすごい音を立てて割れる。
でも職場でキチ◯イの醜態はさらせない、という理性にギリギリしがみついて、使っていない会議室に逃げ込むんです。
怒りなのか悲しみなのか焦りなのかわからない気持ちに支配されて、物に当たります。
持っていたものを壁に投げつけたり、逃げ込む部屋のドアを力づくで閉めたり。
たぶんそのうち、会社の物品を破壊する自信があります。
いまはほんの少しの理性で止められるけど、一線を超えてしまったら。
そのときは潔く「私キチ◯イになっちゃったんです」って言って去ろうと思います。
話が脱線してしまいました。
会議室に逃げ込んだ後は体が震えて、涙が溢れて止まらず、そのうちに四肢が痺れてくる。
過呼吸の前兆です。
涙と鼻水で化粧も何もかもぐしゃぐしゃなので、唯一理解のある同僚に、メール。
「すみません、精神的にきつくて、いま◯◯室にいます。顔もぐしゃぐしゃで涙も止まらず、席に戻れません。私のデスクにある、水とオレンジの薬と青の薬とテッシュをもってきてほしいですT_T」
と、SOSメール。
薬を飲んでしばし呆然。
そしてデスクに戻る。
ほんの数十分から一時間の心の動きに、1日分の精神力と体力を使い果たしてしまいます。
性格が変わってしまった。
自分を見失ってしまった。
もう戻れないかもしれない。
なのに何で辞めさせてくれないんだろう。ここにいる限り、変わらない。変われない。耐えるために増え続ける薬を体に流し込む日々に絶望しか見出せない。
だれか、私をわかって。
本当の私をわかって。
みんなの前で平気なフリをしてるだけなの。
そんなことを思うと、また涙が溢れてくるんです。