明日、秘書を辞めます
ついに明日になりました。
目標の10年には届きませんでしたが、
明日、退職します。
社長秘書。
この仕事を愛していました。
でもこの仕事を恨んでもいます。
私の天職だと思いました。
私にとって毒でしかないとも思います。
結局、「うまくできなかった」ということなんだろうなと思います。
入社からあっという間でした。
長期休暇もなく、休みもあったりなかったり、朝から朝まで働きました。
いやでも愛社精神で満ちています。
社長とは世界中の誰よりも時間を共にしました。
今も、私にとって、
辞める=逃げる、負ける、投げ出す
こうです。
カウンセリングの先生は、この思考をなんとか正常に戻そうとしてくださいます。
退職の日が迫ってくるにつれて、負の感情が刃となって私の心に突き刺さります。
そしてさびしい。
せっかくここまできたのに。
投げ出してしまうだなんて。
役職をいただき、社長を始め、いろいろな人に頼りにされるようになって、やりがいの塊の日々でした。
だけど、完璧とスピードと知識と怒号や理不尽に耐える力を求められる日々に負けました。
200時間残業の日々もなぜ本気でSOSを出せなかったんだろう。
社長や幹部のモラハラにどうして立ち向かえなかったんだろう。
強迫観念で仕事をしている日々にどうしてもっと早く疑問を持たなかったんだろう。
どうして社長に疑問や現状をわかってもらえるまで訴えなかったんだろう。
もっともっと続けたかった。
退職を迎えるにあたって、後悔ばかりが胸に突き刺さります。
辞めたくなかった。
願いがひとつ叶うなら、仕事を続けられる体を返して欲しい。
私の体を返して。