傷病手当金 その後
体調は徐々に回復してきました。
やはり感情の乱高下に、まだ体がついていかない模様。
会社担当者の不誠実な対応から1週間は、パニック発作に加え、鬱症状がひどく、在職時の最悪期のような状態でした。
常に脳みそにラップが巻かれたような感覚。
体が動かない。
寝たきり。
焦点が合わない。
涙が止まらない。
こんなことでいちいち立ち止まるような脆弱な精神ではもう生きていけないのではないか、周囲に心配をかけ続けるのはもう嫌だ、私はもう生きていけない、生きている価値がない、というネガティブ思考からの、「死にたい。」
脳みそのラップは4日目くらいで取れた感じがしました。
完全に外れたのは8日目の昨日くらいでしょうか。
この脳みそのラップが取れたきっかけは、この話が会社の上層部まで届き、社長判断の上層部対応となったことです。
私は、もうそれで十分です。
お金で対応してくださるとのことでしたが、不要です。
私の中でこの件は、金額が問題ではなかったからです。
不誠実から成る保身の壁を真実が越えられない、ということをもう黙認したくなかっただけです。
前回の記事で、なんの関連もない、在職中の残業代不払いについて記載しました。
もうわたしの精神は、会社の不誠実に打ち勝てるほど、それを黙って見過ごせるほど強くはないから、吐き出さずにはいられなかったのです。
小さな不誠実がトリガーとなり、在職中に黙認してきたことが一気に噴出し、それがまたわたしの精神を蝕みます。
不誠実からなる保身の壁。
これは社長に近い存在の人間であればあるほどその壁は高く強固なものです。
でもこの壁を彼らに作らせてしまった基盤にあるものは、社長が敷いてきた恐怖政治そのものです。
直接、その恐怖政治の制裁を受けていない社員も、その内情を見てきているのです。
フロアの端から端まで響き渡るような怒号で、罵声を浴びせられ、土下座をさせられ、ものを投げつけられるその姿を、私たちは見てきました。
頭を丸刈りにさせられ、それを嘲笑される姿を、私たちは見てきました。
真実が届かず、歪められた情報に左右され、憤怒する社長を、私たちは見てきました。
保身者の一言で、怒りの矛先を見当違いの不条理な方向に向けて、その理不尽さに屈して精神を病んだ人、退職に追い込まれた人を、私たちは見てきました。
自分のミスや失敗は、すべて会社への不誠実とみなされ罵倒される。
そんな会社で保身に走ってしまうのは自然なことです。
並みのプレッシャーではありません。
近年去っていった幹部たちは、皆、社長のことが大好きで尊敬していました。
でも保身者たちの一言や先入観から誤解が生まれ、必死でくらいつていた力が尽き、辞めていったのです。
会社にとって害となる者が去った、のではない、と私は思っています。
残った幹部の顔ぶれを見ると、そう思わざるを得ません。
私だけでも、現存する保身者たちにどれだけ陥れられたか、どれだけ嘘を飲んできたかわかりません。
裸の王様になる前に、気づいて欲しいと思ったんです。
トップに近い人間であればあるほど、完璧を装い、重大な真実を隠す傾向が強く、その波紋は、トップから見えない所で誰かを傷つけているということに。